フリースタイルカヤックは水モノの中の水モノ。そう、「King of 水モノ」と呼ばれている(私は呼んでいる)。
この10数年で、昨日まで調子よかったスポットが突然壊滅という悲しい事件を幾度体験したことか。また、「水量によっては、完全にプレイ出来なくなるパターンが往々にしてある」というのも、カヤックカテゴリーの中で唯我独尊といっていいのかもしれない。増えすぎても減りすぎてもダメ、という事実は常にパドラー泣かせであり、この点がまた面白かったりするのかもしれない。
そんな訳で、「いい時にはちょっとでもいいからとにかく漕ぐ」、という鉄則通り、今日もみそぎ1段(調布橋−2.36)漕いできました。GuiGuiを駆る長瀞からの刺客・サブちゃんもワールド前の練習に訪れ一緒にプレイ。
サブちゃんは今年の日本代表で、ここ最近とにかく頑張っている。北海道にも20日間ほどこもっており、ワールド用にGuiGuiカーボンも手に入れている。話をしていると、「とにかくワールドのために、今自分に一番必要なものは何か?」をきちんと考えており、ワールド最優先で動いているのがよく分かる。
実際に頭も柔らかく柔軟性が高い上、ムーブについてもよく考えていて参考になることが多い。
これといった筋道が固まっていないフリースタイルにとって、「人の話をよく聞いて柔軟に取り入れられる」ということは、それだけでかなりのアドバンテージになる。変なプライドなどない方が断然うまくなるのである。
このことは私がこの競技を10数年やってきて得た、最も大きな教訓といっていいかも知れない。「よく分からないけど、やってみる」という柔軟性が昔からあればなあ・・・というのは後の祭りですが。
ただ、自分でたいして考えずに、色んな人の話に振り回されるっていうのも、かなり問題なのでやっぱり核は持たないとなりません。例えば女性パドラーが男性のトップパドラーと同じ打ち方のブラントは出来るはずないので・・
「核を持って取捨選択できる能力」ですかね。
とにかく頑張っているサブちゃん。今のワールド(特にホールは)は非常にレベルが高く、人口コースのない日本勢にとってはかなり厳しい戦いになると思うけど、持ち前の集中力で頑張って欲しい!
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