
最近何度も足を運ぶようになった山梨県
丹波川。
ここには殆ど攻略されていないセクションがあるという。
その名も
「牛金淵」(うしかねぶち) ※「ぎゅうきんぶち」ではないらしい
丹波川セクションの最上流とも言える箇所には、かの有名な
「花魁淵」がある。
武田信玄の栄光を支えたとされる
「黒川金山」が閉山される際、55人の花魁(おいらん)達が川上の舞台で踊っている最中に、口封じのため全員が舞台ごと淵に落とされたという言い伝え。かなり信憑性が高いらしく花魁淵横には慰霊碑までたてられている。
さらに、丹波川渓谷で最も険しいとされる下流区間には牛の形をした金を沈めたという伝説。その場所を
「牛金淵」という。
ゴルジュ地帯で下見が相当厳しいため(一度ゴルジュに入ってしまうと引き返すことはほぼ不可能)、行ったことのあるパドラーは極わずか。
私が聞いた中では、10年前に
八木達也、そしてスラローマーの
安藤太郎、佐藤俊平が挑戦したという。
そんなワクワクする伝説を聞いた以上、いてもたってもいられなくなり花魁淵下から牛金淵下までを降下する計画をたてる。
メンバーは
今井ちゃんとロンドンオリンピック帰りの
矢澤一輝の計3名。
今井ちゃんはフリークライミングの経験があるので、牛金淵を下見する際にかなり頼もしい相棒となることは間違いなく、一輝のカヤックテクニックは言わずもがな。
この日のために、詳細な下調べをする。
プットインは懸垂降下しかし、前日に急遽入ったというテレビ取材のため、痛恨の来られない報告が一輝から寄せられる。
迷った末、今井ちゃんと二人で決行。
もちろん、下見をきっちりやってダメそうなら上がる計画で。
続く
牛金淵について記述のあるカヤックサイト
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