ケンケンクリークを始める(「フリーター家を建てる」調)。
稀代の怖がりとして、知る人ぞ知る
石橋ケン。またの名を
ケンケン。
以前、桂川上流に行った際は「こわいよー」を連発してカヤック界の「のび太」の汚名まで着せられてしまった過去がある。
桂川上流でのダウンリバーを見る限り、スキルは十分なのであとは恐れを克服する方法論のみ
ということで、半ば無理やりに、初めてのクリークを堪能してもらうことに。
この日のために入念な準備を重ねる。お題は
「丹波川」。
奥多摩湖のさらに上流に位置しており、東京を超えて山梨県に突入するものの、青梅からは1時間チョイでイケるという好立地。取り敢えず下見ダウンリバーを重ねること×3回。
基本的に下るだけの水量は一年を通してあるそうだが、やはり多いとは言えず、浅い川の中でルートを選んで落ちていくという感想。
核心部分は中々の迫力でブーフに加えて選んだルートを正確にトレースする技術が求められる。
(右岸よりポーテ可能)
この川はボートのバウを割るパドラーが多いと聞いていたのだが、まさにおっしゃる通り。
普通に本流を下ってしまうとピンニングしてしまう場所が少なくとも2か所。拘束されて外れなくなるような場所はなさそうだが、ピンニングってかなり痛いしボートを割る可能性も高いので絶対に避けなければならない。
2か所のうち、テクを必要とする1カ所はポーテージ。もう一か所は分かっていれば避けられるため、決行ということに。
この日のためにジャクソンカヤックの
NewHEROを準備してケンケン初のクリークへ。
最初にボートコントロールの練習。冬に4m以上あるワイルド艇を散々漕いだため、問題ないだろうと思っていたが、やはりコントロールはほぼ問題なし。

NewHEROは223㎝という短さに加えてフラットボトム。そしてバウスターンへのエッジがある程度ついているためフリースタイル艇からの乗り換えが非常に楽なグッドボート!
フラットボトムなのだが、その短さゆえに取り回しがかなり早い。浅くて急制動を要する丹波川にはうってつけといえる。
一通りのストロークとロールを試していざ出陣。
慎重に下見を重ねるケンケン。覚悟を決めたようで、もはや「こわいよー」はでず、真剣さながら。
流石JFKA長良川バーティカル覇者!結構いける。もちろん肘・膝プロテクター装着済み
そして全行程1/3過ぎたあたりで早くも核心。かなりの迫力。中央から左岸ルートを目指す。下見に下見を重ねる。
「取り敢えず、ここのエディをしっかりとっていこう!」
って言われても・・・by ケンケン詳細は・・・ケンケンに聞いて下さい。
なかなかプライスレスな核心体験だったらしい。

全行程約3時間で終了。
「核心はびびりましたが、クリーク楽しいっす。またやりたい!」とケンケン。
いやいやうまく罠にはまってくれたようで良かった!
ちなみにケンケンはドラクエで言う商人レベル5(自称)なので、パーティーに加えても仕方ないらしい。笑
またいこう!!
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それだけで迫力2倍ですが。