フリースタイルは
ムーブが出来るようになる⇒そして完成度を高めていく、ことがFUNそのものであり、それが大きなモチベーションになる。

コンペスタイルもムーブの完成度を高めていくことが、最重要課題といっても他ならない。
スイスワールドでの
ニックの「ウェーブなのに45秒間、驚愕の9ムーブ」。そしてドイツワールドでの
ジェームズやピーターのような、高難易度ムーブ連続が出来るのは、基本的なボートの乗り方が巧いのは当然のことながら、何よりも一つひとつの
ムーブの完成度の高さに一番の理由がある。
最近、ムーブの完成度を高めるために「普段の乗り方」を一ひねりしてやっているので、一例として紹介したい。
1 まず時間を決める。 ワンムーブ5分~長くても20分。時間を決めることで、なんとか時間内に処理してやろうという気持ちが生まれ集中力が高まる。
あと5分!とかは基本なし。
最初に決定した時間でやる。
2 ワンムーブしか行わない。例えば10分間で左右スプリットとかいうのは×。やるなら片方だけ。
左右差が個人で生まれるのは当然のことだし、左右均等なスポットなど存在しないことから、必ず違う方法論が必要となってくる。
一つのムーブを研ぎ澄ますために二つ以上のことをやるのは、基本NG。
さらに
一回のトライにおいても、ムーブが一回成功したから「やったー」ではなく、
3回、4回…と連続で同じムーブをやってみる。
「新たな気づき」のため、実はこれがかなり重要なのだがこのことの重要性に気付いたのは最近。大反省。
3 他にも大切なのは、同じ方法ばかりを試すのではなく、違う方法でもやってみることである。※ムーブが完璧に出来ていると思っている場合も勿論。(殆どは勘違いであるが…)
例えば、ムーブを
始める場所、目線、パドル位置、溜めの時間、走らせる位置、足先意識などそれぞれ変化をつけてみる。
いい意味で、ムーブに新たな変化を出すために、「そのムーブだけに集中方式」が活きてくる。
ちなみにトリッキウーやマックナスティ、エアスクリューなどかなりの年月をかけて、1から手探りでやってきた人間の意見として、出来ないムーブというのは、何かしらやり方を間違えている場合が殆ど。
熟練度を上げる目的で、何千回トリッキーウーを同じ方法でやってみようが、着眼点を変えて変化をつけなければ、出来ないものは出来ない。
他にはマックナスティなど、2つ以上の方法論を知らなければ、大抵のホールで通用するマックナスティとはならないし、ループにしても、鳥沢の方法と井田のような早くて落差のある場所は、刺し方・溜め方が違う。たとえ早岐で通用するエアスクリューでも、タンでは通用しなかったり、タンで出来ても小滝WAVEでは返せなかったり、と数え出したらキリがない。

話がそれたが、例えば中級者がこの方法での計画を1時間たてるとすると、
5分スピン
15分左カート
15分右カート
10分スプリット片方
10分ループ
5分片方ゴジラとなったりするのかな。
モチロン休憩いれて計一時間20分くらい。
カート系についてはとにかく重要なので、未完成なら20分でもいいと思う。
ちなみに自分がスピンホールでやるとすると、
スピン5分
右マック10分
左マック10分
オービット5分
トリッキーウー10分
右ゴジラ5分
左ゴジラ5分
フォニックス10分などとなる。
苦手、もしくは手探りのムーブほど時間を割く、が鉄則。
当然1時間で終わらすためには、人が少ない時がオススメ。
人が多い時は、また違った方式でプレイする。
ただ、基本的に一人、もしくは少数で考えながら黙々と集中してやる時間は絶対必要。
ずっと皆でワイワイ方式ではかなり厳しい。極端に集中力がある人なら可能かもしれないが…。
考えて、計画的に、時間管理をしてやってみると、一年後凄いと思いますよ!
※仕事なんかでは当たり前なんですが・・・
トリッキーウーが5年以上出来ないっていうような上級者の方にもお薦めっす。
スポンサーサイト
色々試してデータ取りしてるんだけど、
その試しの精度がうまくいく確率が低いと時間がかかっちゃって。
因みに、技によってぱっと感覚でできるものと
時間がかかるものがあるね。
ダメなのはタン左走ブラント、オービット、トリッキー
比較的ぱっとつかめたのは、先日小滝で本格的に始めたバックスタッブ…
出来ない技を多くやるから、基本ムーブに割く時間がついつい減っちゃってベース技術がすり減ってくわぁ。
いっぱい漕ぎたいな…
んで、最後に練習したバラエティがワンライドで全部できると充実感ありました。
そう、その充実感がだらだら練より全然あるんですよね!