世界選手権の男子決勝。
選ばれし
世界トップの5人。
予想以上の超ハイレベルな戦い。
ムーブが出来るのは当たりまえ、いかにタイムラグなしで無理な体勢から連続してムーブ出来るかどうか。
45秒へたることなく動き続ける体力も必須。当然40秒超えてから難度の高いムーブが出来るか?というトレーニングを繰り返し行っていると思われる。
また一度失敗した後、当然のように立て直していく精神性も問われる。
ウェーブムーブとは違うホールムーブの特徴として「押す、引く」の力の使い分けが相当重要。
ムーブの完成度が高いのは当然として、精神的にも充実していないと、とても決勝まで進むことはできないと思う。
ウェーブの大会よりも遥かに見応えがあると感じた。
5位 スペインのアディダスSicklineサポートのパドラー。実は知らない。スイスにはいなかったような?
練習の時からそのビッグムーブとスピード&パワーは際立っており、トップ5かも?というような存在感を見せていた。体格は僕と変わらないがロックスターMを凄いスピードでブン回す。
実は僕の採点では3位のはず。ほぼ完璧なフェリックスとオービットが取られていない?
4位 ニック・トラウトマン(カナダ) スイスワールドでカヤック界のウサインボルトと呼べるほどの差を見せつけ圧勝したウェーブマスター。ブラント→マックナスティが武器であったが、それ以外のムーブの完成度が他選手と比べると低いと感じた。実はここまで残るとは思っていなかったが、出来ることをタイムラグなしで構成する技術は流石前チャンピオン。
3位 スティーブン・ライト(USA) 練習中は一番うまいんじゃないか?と思うほど無敵の乗りっぷりをしていた。ビッグループやゴジラから必ずスプリットなどにリンクできる上に、左右ブラント→マックナスティの確率が素晴らしかった。
フォニックスモンキーもエアーで相当切れていたのだが、予選直前「フォニックスは最初の角度が45度以上じゃないととらないよ」のジャッジ無茶発言の影響か、完全に封印しての戦いであった。
(他選手は準々決勝から多用していたが結局最後の完成度が高ければ、最初の角度がなくても取らざる負えない状況だったようだ)
私的には45度のフォニックスが決まっていたのはジェームズの決勝の一本だけだと感じる。フォニックスとはそういうムーブじゃないのである(怒)
2位 ピーター・ソンカ(スロバキア) 自分がデザインしたステルスを駆る最強ライダーの一人。予選はボイコットか?と目を疑うようなムーブを繰り出し25位となったが、そこから決勝まで連続1位であがってきた。
特にルーナーオービットとトリッキーウーの完成度の高さが凄まじくほぼ必ず成功させる。実はフェリックス×2がどちらも回転不足でとられていない。そこまでは電光石火の速さで920ポイントまで達成しているので、あまりにも残念な2位。最後のトリッキーウーはホイッスル後なので残念ながらポイント外。
得意ホールで念願のチャンピオンだったと思うが非常に残念。あれだけの完成度のムーブを持ちながらなぜフェリックスだったんだろうか?
1位 ジェームズ(イングランド) 連続やリンクをさせないので、スティーブンやピーターと比べると目立ちにくいが、ムーブの完成度の高さは本大会NO1。特にマックやフォニックスはもはや神としかいいようがない。
練習中も毎回毎回同じルーティーンを繰り返す。フリースタイルはもはやFunではなく完全な競技者こそが勝つことを証明した結果となった。ムービーを見ての通り、左右のエアリアルフォニックスが決定的であった。一撃190ポイントの単体最強ムーブ。
※敢えてGuiGuiの古いモデル(2008)を使っているのも2008のホールレベルの高さを表している。
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親近感湧いてきた。
あぁ、楽しそう!
カバン持ちでもいいから同席したいものです(笑)
ニックは「コニチハ」が口癖の親日家?です。
カバン持ち?何言ってるんですか?いいスクォート艇持ってたじゃないですか?二年ありますよ!