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カヤック中心・計画性のないフリースタイルな生活での思いつきを日々書けたら・・

清津峡でBeat down

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満を持して柳本ちゃん安藤太郎と遠征した清津峡だったが、過去にないほど痛めつけられて敗退しました。

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ここは4回目の航行だが、5月中に行ったのは初めてであり、過去の航行の3倍くらいの水が流れていたと思われる。
※それでもゴール地点の下流を見る限り、凄く多くて「危ないかも?」というイメージはなかった。

最初の狭いゴルジュ地帯も全く止まる
地点、下見するポイントのないデッドコースター状態で相当手強かったが、問題はいつもポーテージしていたクラス5〜6地点。元々崩れ易そうな地層だった左岸が、大規模な土砂崩れによりポーテージ不可能になっていた。
その結果、相当なリスクを負って下る選択肢しかなく、結果的に運が悪く?私のスプレーが外れ、追ってきた柳本ちゃんのパドルも折れる、というここ一番で清津峡の悪魔に見入られたとしか思えないような出来事が重なって二人が沈脱。

クリークはもちろん、ダウンリバーでの沈脱もしたことがなかった私は初の流されがシーブもある本気のクラス5、という最悪の事態。
パニックになる暇もないほど、ほぼほぼ水中を流され超ビッグホールにも戻され、下半身のあちこち48カ所を打ちまくり、息絶え絶えで岩場に辿り着いた。シーブがとにかく怖くてずっとオフェンシブスイミングを試みていたと思うが、岩場に辿り着いた時には、手が疲労で痙攣していて、足は打撲が痛くて全く動かなかったことを覚えている。
たしか息絶え絶えに「助かった・・・」と呟いたと思う。

そしてその後は唯一沈脱をしなかった安藤太郎の前方ガイドにより、地獄の2キロ雪解けスイミング。
※私のボートは流され、柳本ちゃんのボートはクラス5区間にブローチングしてしまった。

打撲で足が痛く殆ど動かなかったので、これが本当に辛かった。これは柳本ちゃんも同じだったようで、二人して「もう川に入りたくない」を何度繰り返したか分からない。※清津峡では日本三大峡谷と呼ばれるだけあって、岸を歩けるスペースがほぼ皆無で、クラス3以上の急流を泳ぐしかなかった。

このとき、サンディのフルドライを着ていたのだが、もしフルドライでなければ、低体温症になっていたと思われる。これは本当に良かった。雪解けの川を漕ぐ時はフルドライ。自分の指標の一つとなる経験であった。

あれから2週間が経ち、ようやく下半身の重度の打撲から解放され始めている現在です。安藤太郎が沈脱をしなかったことと、二人とも骨折がなかったことが不幸中の幸いだった。
どちらかの条件でもビバークは必至だったと思われます

今回のBeat downの詳しい内容は次号のプレイボーティングで書く予定です。

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皆さんのご協力のお陰で、柳本ちゃんのボートも後日回収されたようです。当日にゴール地点で回収出来た私のボートもそこそこ損傷していますが、こちらはかなりのBeat downです・・
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小森 信太郎
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