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カヤック中心・計画性のないフリースタイルな生活での思いつきを日々書けたら・・

カヌーおじさん

関東近辺にはカヌーおじさんと呼ばれる人間が少なくとも4人いる。



フリースタイルカヤックをぶれなく愛し続けるおじさん達。その生態はというと、どんなに遠くても、寒くても、辛くても、お金がかかっても、時には家族を犠牲にしてまでも、フリースタイル最優先!という一歩間違えればクズな人達。

一人目は青梅の元イントラ、カヤック大好き地蔵さん、二人目は現役カヤック&ラフトイントラ柳本ちゃん、三人目は当然長兄の中村さん、そして4人目は僭越ながら私。笑

良いスポットがあれば、当然のようにそこにいることが条件ではあるので、当然アキラホールにはメンバーが集結することになる。



そんな中でも、ホールの名前にまでなってしまったこの人は凄い。山深いこのホールにリュックを担いで現れ、朝、夕ときっちり休憩をとりながら2部練をやっている。

スラロームのトップ選手はだいたい行っているのだが、「朝早くから始めて1時間半くらい集中して練習。そして、4、5時間きっちり休憩をとり夕方同じように練習する。」という効率の良い練習がある。

長いスパンの休憩をとることで、集中力と体力がリセットされ、通常の1日をあたかも2日分に変えてしまえるような魔法の時間割。

特に時合が大切なフリースタイルの場合、スポットが良い時はこの方法を当然実践するべきなのだが、早寝、早起きが基本となるため、怠惰な私はなかなか実践出来ておらず、面目ないことはこの上ない。

それをこの時期に、当然のようにやっている中村さんはやはり凄いし、何をやるべきなのか?をよーく分かっている。
カヤックと向き合う姿勢に関しては、私が日本で一番リスペクトできるカヤッカーなのです。
柳本ちゃんいわく、「本物のカヌーおじさん。」だそうな。笑

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ダウンリバー



みんなで桂川ダウンリバー。サブちゃんはアルゼンチン以来らしい。
いやー、楽しかった^ ^
ブラうーん。



アキラは最大20人くらい人がいたかも?
マックをエアーにするために、絶妙な調整が必要。ほんとに練習になる。目指せ8割バッター。

核心はリベンジで最左岸をブーフ。思った以上に簡単でビックリした。あそこでは今日も数人のビクティムが出たらしい。

サンディなフルドリャー仲間たち。3人で口を揃えて、「あれだけ漕いでも全く濡れマセーン」
フルドライとしてはかなり動きやすいしオススメです。


時合

「時合」釣れる時間帯が極めて限定されることが多い釣りで使われる言葉。




NZでも痛感したことだけれど、「水量が一定で、良いポイントで、連続して漕ぐ」、という条件がカヌー上達には欠かせないと思う。
自分くらいカヌーに時間をかけてきた人間が、更に上達を望むとすると、尚更この条件が必要になってくる。

ということで昨年夏の禊一段フィーバーに続き、年に1・2度あるかないかの時合がやってきましたよ。

FTRでクリークが巧くなる?!




海外の記事で「FTR(ダウンリバー中、流れやエディを使ったフリースタイルをすること)でクリーク、ダウンリバーが巧くなる」という記事が出ている!?

http://http://www.canoekayak.com/whitewater-kayak/kim-russell-environmental-awareness/#yCcLYYOfKPxxMvgE.97

概要は、「FTRをすることにより、川や流れの特徴を瞬時につかむ能力が高まる」というようなことがメインに書いてある(と思う)

確かにスターンスクォートひとつとっても、こんなに流れているように見えるのに水を貰いにくいとか、バックエンダーした後の下流へ流される速度感とか体感してみないと分からないことが多い。また、ここでスターンスクォートをすると、行きたくない方向へいってしまう、なんて把握力も自然と身についてくる。



先日、御岳から寒山寺までエディというエディを取りまくって、自分の出来るムーブをやり尽くしながらかなり時間をかけて降ったけど、あれは本当に勉強になった。一つとして同じ流れがないのがよく分かるし、流れにボートを当てるまえの予測のための想像力がつく。

実際、クリークシーンで、フェリーグライドしたい場合、急流を前にしてどのくらいの角度、勢いで漕げば、目標までたどりつけるかの想像力って、流れの経験を重ねないとまず出来ない。

一石二鳥のFTR。

流行のSUV

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最近世界的な流行をみせているSUV。その中でも全長4.6mくらいのコンパクトSUVの市場席巻感がすごい。あのジャガー(F-PACE)やフェラーリ(マカン)、マセレティ社(レヴァンテ)まで急遽このクラスに参戦してきている。

日本で言うと、フォレスター、CX5、ハリアー、などがこのクラスに入ると思うが、発表すれば濡れ手で粟状態の売れ行きらしい。
上の写真はJeepのチェロキーでカナダ世界選手権の時にレンタルした車。コンパクトでキビキビ動く割に、ダンパーの稼働部の長さのお陰なのか、乗り心地がそこそこいい。デリカのような大きくて高い車にありがちなロールなども少ないため、峠もギュンギュンいける。そして着座位置が高いため乗り降りもきわめて楽。
SUV系全体的に、車体剛性とサス系の進歩によりこうなったのか?、とにかくこれは売れるわ。と思ってしまう。

こういったシリーズに、シェアをどんどん奪われているのが、ステーションワゴンだとか。海外ではまだまだ元気だけれど、日本に残っているステーションワゴンって本当に少数。アテンザ、レヴォーグ、アウトバックとかだけかも?

レガシー世代の自分にとって、一番カッコいい車はステーションワゴンなのでちょっと寂しい。けどアテンザでも感じていたけど、視線が低くて疲れるし、背が低いと何かと不便。乗り込みも面倒。 

あれだけ走れるSUVが出てくると淘汰されて当然なのかなと思ってしまう。

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ちなみにこの写真はNZでレンタルした車。日本では殆どお目にかかれないホールデン社(GM傘下でこれプジョー?みたいなライオンマークが目印)のSUVだがこれも良かった。(個人的にはチェロキーよりも全然いい。)
乗り心地がよく、車内の遮音が素晴らしく、エンジン音も官能的。(私が踏むと、渡が隣で燃費の心配をしていたけれど・笑)

一応、RIOTのマグナムが車の中に入ったので容量は必要十分だし、なにより後席が完全フラットになった。
昔のサーフやテラノのようなロール満開、乗り心地最悪で、スタイルと走破性以外に魅了を全く感じなかったSUVだけれど、最近のMy評価はうなぎ上りなのです。

ステーションワゴンかっこいいけど、次買うならこういう車かなあ。

NZ

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今回、NZで何をするか?ということが一つの焦点であった。
14年前に来た時は、カイツナリバーはもちろんのこと、ワイロア、アニフェヌア、ランギタイキ、モハカそしてあのフカフォールなど、青木順ちゃんのエスコートにより、下手くそながら沢山の川を下ることが出来た。

今回は5日間の滞在のみで、1日は「Weroホワイトウォーターコース」にどうしても足を運びたい。

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そうなると、残り4日をどうするか?考えあぐねた結果、色んな川にいくよりも、カヤックパラダイスの「カイツナリバー」でダウンリバーと「ボトムホール」でのフリースタイルを延々と楽しむほうが、得るものが沢山あるでしょう。今回は釣りとかもしたいしね。
というわけで一ヶ所集中プランに決定。

一緒にいく渡もフリースタイル艇メインのため、それがいい!ということで二つ返事の快諾。
ちなみに、ANAはフリースタイル艇が無料で持ち込めるため、二人とももちろんフリスタ艇持ち込みだが、クリーク艇の規格は持ち込めなさそうだった。かなりのオーバーチャージを覚悟すれば、事前交渉で持ち込めるのかもしれない。

なお、北島でレンタルボートを借りられる場所が殆どないことが調べてみて分かった。せっかくのカイツナなので、なんとかクリーク艇を確保して技術を磨きたいところ。

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唯一、レンタル出来そうな場所がカイツナ近くの「KAITUNA KAYAK」というスクール。出国前に交渉すると、どうも1日60ドル(1ドル82円)かかるという。かなりお高いが、リスクを天秤にかけるとこれくらい取らないと、やってられないのかもしれない。背に腹は代えられない、ということで4日間のレンタル予約をした。

結局、RIOTのマグナムを借りる事が出来て旅が終わってみれば「凄く良かったー」という印象。やっぱりここぞというところでお金はケチってはいけない。

フルドライ



久々にフルドライを新調。

サンディーラインのカグデッキの性能が高かったので、しばらくフルドライからは離れていたけれど、やはり断トツで暖かく、不快でないのはこれ。
初めてのサンディーラインのフルドライ。桂川放水を堪能しまっせー。

今回の放水は「アキラホール」のためにあると言っても過言ではない!

FBのコウさん情報をもらい(1月10日〜2月10日まで下流放水)、NZで40本川下りをしてきた柳本ちゃんと勇み足で桂川へ。(大月@1.98)

鳥沢ホールがだめになっていると思われる今は、スポットの期待があまり出来ないけれど、淡い期待を抱きつつ浄水場までフリスタ艇でダウンリバー。もちろんエコ重視で、柳本ちゃんのハイエース1台での電動自転車回送。驚いたのは、自転車を載せつつ、フリスタ艇×2が車の中に楽に入ってしまったこと。流石、運転席の下にエンジンが搭載されているハイエース!
パッケージングが中途半端なデリカでは、到底真似できまへーん。

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まずは期待していた「ハッピーセット」ハッピーさんの家から少し下流にいったところにある。ZIZOU様が言うには、大月1.98がベストだとか。
後がなさそうなので、かなり時間をかけてやる。
惜しいけれど、エアループとカート2、3回転止まりって感じ。
形が歪なため、難しい。ただ、トリッキー、オービット、マックなど基本的に残せないが、形に出来るため単発の練習にはなった。スポットは太陽サンサンで暖かい。フラッシュしやすい事と、出来るムーブ内容がベストな禊2段目(調布橋ー2.35)に似ているかな?という印象だった。とにかく水が綺麗で気持ちいい!


続いて、問題の鳥沢ホール
やはり、改善はならず。むむう・・

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全体的に激浅。太陽も一日中当たらないため、いきなり氷河期に突入したような雰囲気がダーク。
最初は「何にもできないよ!」と速攻スルーする予定であったけど、最左岸でのエアループ、右トリッキウーが無限大に出来ることが発覚!また、ちゃーんとしたフォニックスモンキーも難しいながら出来ることが分かったので、そこそこ好き。

トリッキーは流れを貰ってかなり簡単に出来るので、練習している人にはオススメ。フォニックスは相当難しいので、自信のある人は!っていう感じかなあ。なお、この二つのムーブをやっている限り、バウヒットすることはなかった。

そして、本日の真打ち、アッキーラホール!!(でいいのかな?)名前の由来は、4年くらい前に、名前を言えないあの人がやたらとスタイリッシュなカートホイールを連発していたから、らしい。

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私的には、このホールがこのような完璧な形である記憶がないので、多分5年くらいここのダウンリバーしていないのだろうな、と思った。笑
今はなき小坂と二人でいったのがもしかしたら最後なのかも。次の日、小坂が風邪をひいて仕事を休み、「小坂は小森くんとは違うんだから頼むよ・・」と会社で怒られたのを覚えている。

話をホールに戻すと、この水量だと、若干ウェーブがかったホール。ここが凄いのは、左右がほぼ綺麗なシンメトリー。これはとにかく自然界では奇跡的。
そして、左右カートグルグル、ループは場所によっては当たるけれども、ぶっ飛び系でクリーンループも可能。さらにこの形にして、ウォッシュが強いので、マックはもちろんトリッキーやオービットまでちゃんと残せる。
出来なかったムーブはフォニックスくらいかも。

過去の良かった鳥沢もブリリアントでしたが、「こっちのほうがかっちりしてて好きかも?」と思えるレベルのスポット。
家から比較的近いけれど、久々にこれは遠征をする価値のあるスポット!だと思いました。噂だと大月1.8とかでも良いホールなのだとか?

練習をやりたくても場所がないというホール難のこのご時世、とにかくあと1ヶ月は出来るだけ通って、このホールでなんとか巧くなってやろうという決意を胸に、二人して意欲に燃えた次第です。

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この後は、核心毒の沼地ホールが左カートグルグルでマックも出来たことを除いて、とりたててスポットはなし。ピラミッド、スフィンクスは陰も形もなしです。

一つ気になったのは、核心最後のドロップでエラい巻かれたこと。左岸から4mくらいの位置を軽くブーフして降りたところ、デカいバックウォッシュに跳ね飛ばされ沈。そのまま、2分近く巻かれて、沈脱寸前の命からがらで脱出できた。
3回ほど流れを貰って出る寸前までいったけれど、1m以上離れているホール部分に引き戻されることを繰り返した。毒の沼地からの連続で相当疲れていたとはいえ、以前はこんな巻いていなかったと思うので要注意です。

基本的にはこの水量では、一度捕まったら出られないと思ったほうがいいと思います。苦笑

人口コース

年末から新年にかけて夢の国、ニュージーランドに行ってきました。

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14年前にカヤック歴半年で約3週間行ったことがあるのですが、分かっていた事ながら最高でした。カヤックをやりに8カ国くらいに行った事があるけれど、気候、水、環境、ドライブなど、純粋にカヤックを楽しむことを考えて総評すると、間違いなくNo1。

とりあえず、かかったお金の内訳です。

・飛行機代 14万円(ANA フリースタイルボート持ち込みフリー)
・レンタカー代(中SUV)6日間 9万円(7万円+ガソリン代2万円)
・宿代 1万円 5日間 バックパッカー
・ご飯 3万円くらい

ということで一人でも30万円あればおつりがきます。今回は渡と二人でいったので、レンタカー代等は折半出来たので、もっと安いです。さらに、半年前から航空券を予約していれば、10万前半になるのでは?と思われます。
ほんとーに凄く良かったので、1年に一度は心のリフレッシュも兼ねて行けるように、仕事もっと頑張ろう、と改めて決意した次第です。笑

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ついた我々は昨年オープンしたばかりの「WERO WHITEWATER PARK」へ。



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ニュージーランドでは初となる完全人口コース。あまりにもいい川と豊富な水があるので、人口コースの必要性は、スラ競技以外には基本的にはない国だと思うが、若手の健全な育成や更生を目的に作られたそうです。

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レンタルボートも豊富にあり、事前のネット予約が必要で、一日のコース使用量は22ドル。最初に、「君、本当にこのコースを漕ぐ実力があるの?」っていう簡単なテストを受ける。色々規則もあって、結構きっちりしたお固い施設(コース)という印象を受けた。


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完璧なコンクリ−トの三面護岸で作られたコース。アウグスブルグの人口コースは漕いだ事があるが、一部水路を使用したようなコースだったので初めての見学。凄く不思議・・・

縦にあるポールでコースを微妙に変化させられる。写真のように流れを狭めて落差を出してホールを作るため(真下に岩がない)、基本的には殆どループヒットなどはしない構造。だからカーボンボートが当たり前に使えるし、果てしなく前に刺すことも可能。根本的に自然のホールとは構造が違うのです。

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そうして、放水を待つ事1時間。テストにも無事合格し、ようやく待望の人口コースへと漕ぎ出す。

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流れは結構早くて特殊。水の流れやエディに、経験したことがないようなきっちり感を感じる。

コース最初にあるホールが、比較的フリースタイル向きであったけど、これもかなり特殊。全てが直線で構成されている構造物のせいなのか、水の死角と呼べるような場所が殆ど見当たらない。自然のホールのように、適当に刺して回すことが許されない感が強い。

とにかく「水を感じて、受けてからボートを動かさないと、一切動いてくれない」ことに途中で気付くことが出来た。逆に考えると、この高等技術ともいえるものが当たり前に使えるように矯正される凄ーいスポット。これは多分、人口ホール特有なんだろうな、と思う。
今、考えると幾春ホールもカート系の死角が少なく色々難しかったなあ、と考えさせられる。

とにかく、こりゃ自然のスポットでやるより3倍うまくなるわ。というのが率直な感想であった。

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Author:sinsinz
小森 信太郎
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