サブちゃんやりました。第2戦でついにシルバーメダル獲得!
ポーランドの雄、フリースタイルマシーン・トーマスに続く堂々の2位。
サブちゃんはワールドのために精力的に海外遠征を行い、カーボン艇を手に入れて北海道遠征など、捨てるべきものを捨てて、やれることをやってきた。一緒に漕ぐ機会も多く、ムーブについて試行錯誤して高めあってきたこともあり、嬉しさは倍マンです。
本当におめでとう!!!
びっくりしたのは、決勝が夜にスポットライトを当てて行われていたこと。かなり慣れていても、夜に部分的にスポットライトを当てられて、ライドを行うのは相当なストレスになる。夕方暗くなり始めた頃、まともに漕ぐことが急に難しくなることを想像してもらえれば分かり易いかもしれない。ホールの中での自分の位置を見失い易く、フラッシュもしやすい。夜にポイントを伸ばすことは非常に難しいのである。
こういった方式を未だにワールドカップで行っているのは、「フリースタイルなんて所詮フリースタイルですから!」という競技否定を開催者自体がしているようで、なんだかなあ、と思ってしまう。
話が逸れてしまったけど、今回改めて凄さを見せつけたのは、
ひとみちゃん(高久瞳選手)
男子に入ってもメダルを取れるポイントを安定してとり続けたのは、まず圧倒的でした。(予選から常に1位の2試合完全試合、全てのライド平均600P以上とっていたように思う)
最も驚いたのはそのライドの内容で、ボートと完全に調和した動きをしていたこと。
基本的には、通常大きな大会ともなると、焦りも手伝い、ボートよりも自分が早く動いてしまいがちなのです。
ループやマック、フォニックスなどは特に溜めを作れず、早打ちになってしまいがち。その結果、マックがよれたり、ムーブ後にフラッシュしやすかったり、十分に大きなループが出来なかったりするのですが、彼女は全くそれがない。以前は、もう少し早打ちのマックをしていたように覚えているので、進化は果てしない。
しかも、彼女が乗るカーボンボート(guigui)はポリより早く動ける分(上体で無理に引っ張れる)、相当な慣れと経験を積まないと、通常早打ちになりがちである。
ボートと調和した動きが出来ているので、その結果として、(ループ等)着地後の硬直が少なく、連続でのムーブに繋げていける。彼女の目に止まらぬ連続ムーブは、無理のない自然な動きが大きな要因になっているのですね。
(※ボートと調和した動きが出来る人代表には、もちろんあのダン・ジャクソンがいます。)
今回は出場のなかったエミリー・ジャクソン(アメリカ)やクレア・オハラ(イングランド)なんかも、あの動きには相当な衝撃を受けたことと思います。昨年までの彼女達の動きでは、まあ勝てないだろう存在に成長しちゃってますからね。
今回のワールドでの2戦合計の日本人選手のメダル獲得は、14個というとんでもない数字らしい!!
メダルを獲得した数々の日本代表選手達、おめでとうございます。
八木監督含めて、大変お疲れ様でした。

そういえば、調布橋―2.36の
みそぎが結構いいという話をしましたが、ー2.37になると、とたんに右岸寄りのバックウォッシュが減るそうで、渇水期にはどうも使えなさそう・・という情報が入りました。残念。
もしかしたら出来るかもしれないと噂だった、
テシタも行ってきましたが、浅くてフラッシー。
難しめのスピンの他、バックサーフィンからのマックが形に出来るのでやり込むこと1時間。(ぎりぎりまで溜めて、水の力で飛ばしてもらわないと出来ないベーシック(本筋)のマックだったため、粘っていた。)疲れたころに沈した時、直下流の岩で背中をしこたまぶつけてびっくり。自分が水中の岩で体をぶつけたのは15年ぶりくらい。
(しかもディフェンシブポジションはとっていた)
危険なので、ここでは絶対やらないほうがいいですよー。

そして今日はグンマー。水は少なかったが、ここもベーシックなマックが求められるので、凄く練習になる。
「突き詰めていくと、フリースタイルカヤックの面白さって、エアーとかの気持ちよさじゃなく、色んなムーブを一つ一つ試行錯誤して完成に近づけていく過程なんじゃない?」という話題で車中は盛り上がった。
面白いのはまだまだこれからですわ。