4月28日、東北最上川・タンの瀬にて
全日本選手権が行われた。

当日の水量は9.5台。今年は3月当初から9.4以上の水量になるとかなり巻きが強く、正直とんでもなく難しい状況が続いていた。そんな状況も溜まった土砂が流れたせいなのか、4月中盤以降から少しづつ安定を見せはじめていた。
そんな中、当日の水量は極難しい訳ではないが、簡単にはプレイさせてもらえないという状況。

荒れたウェーブを前に予選・準決勝と全く余裕なし、ヒヤヒヤでの通過となった。
そして、決勝。一本目に満貫とはいかないまでも、8割強のプレイが出来てなんと優勝!
ポイントが2009年のスイス世界選手権を上回っていたため、かなり嬉しい。やっぱり、まだ巧くなってる?笑

予選・準決勝でのプレイも含めて、安定感が全くなかったのが、大きな反省点だがここ一番でいいプレイが出来たのも昨年からのメンタル系トレーニングの効果が出たということなのかな?
日本代表に選ばれたため、世界選手権アメリカ行きの権利は得られました。ただ、会社での今の立場的にちょっと厳しいかな?と思っていたが、話してみるとなんとまさかの好感触!行けそうなんです。
また、修行の日々ですか・・・
ここ数年、ほぼ同じ顔ぶれだった感のあるナショナルチームだが、今回はなんと5位にサムライ・パキちゃんが入ってきた。僕と同い年だが、ファンテックで毎日のようにカヤックをやり続けてきた努力家。今回も2週間以上前から合宿でタンの瀬入り。バックスタブ中心の男前ライドだった。
他には惜しくも代表漏れしたが、サブちゃんや玉地なんかも随分前からタンの瀬入りして毎日漕いでいた結果、目覚しい成長を見せていた。是非、この調子で漕ぎ続けてこれからの世代を背負ってもらいたい。
昨今、ゆとり教育の代償なのかどうなのか?「日本代表を目指す」などと簡単に口にはしてみたものの、まったく練習量と努力が見合わないゆとり若者が多い中、なかなか根性あるな!という印象を受けました。
大会開催に大いに協力して頂いた朝日町、SDスポーツやボランティアスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。非常に良い大会だったと思います。

スラロームオリンピアン一輝と妹のアキちゃんも出場。一輝惜しくも決勝進出ならず。
次の長瀞スピンホールは「何が何でもやってやる」とか。