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カヤック中心・計画性のないフリースタイルな生活での思いつきを日々書けたら・・

Anthony Yap と Coyo (第2話)

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日本代表クラスのスラのメンツなどに言わせると、「フリースタイルをやっている人は基本的にカヌーが下手。」という定説が残念ながらあります。

「カヌーが巧い!」そうあるためには重要なポイントが2点あると思う。

1 カヌーにきちんと乗れていること

2 力を出す場所が腹にあること


この二つだが、1の「ボートの乗り方」は、フリースタイルを研究していけば、かなり良いところまでいく可能性がある。ただ、2については他の競技をやるか、分かっている人に徹底して教えて貰わなければなかなか身に付かないと思う。
一見上手な人の中でもちゃんと出来ている人は一握りかと思われます。
もちろん1と2は限りなくリンクするべきものですが・・・

2が出来ているかどうかのものさしはとても簡単。落とされて漕ぎあがろうとする時のフォワードを見ればいいのです。
一番ストレスがかかっているときにどこから力を出しているか?
腹から力が出せている人は、姿勢がよい状態で胸をすこし張るような感じの漕ぎになる。もちろん姿勢を良くしようと意識して漕いでいるのではなく、腹から力をだして、かつカヌーに乗れている結果そうなっているだけ。

一方、出来ていない人は肩を丸めて腕だけで漕ぐ姿勢となる。力の源は腹ではなく肩となる。
俗にいう肩エンジン。
残念ながら、殆どのフリースタイラーがこの漕ぎとなります。というのは何も教わらないと、ほぼ必ずこうなってしまうから仕方ないのです。

このことは、フォワードに限らず他のムーブ全てに悪い影響を与えます。力を出す場所が定まっていないから
ムーブ習得の時間がえらいかかる上に、なかなか安定してムーブ出来ない症候群に陥る可能性大。

逆に1の「ボートの乗り方」 2の「力の出し方」を最初に苦労して突き詰めてしまえば、その後の伸びは全く違うものになるはず。
一流スラローマーが、あっという間に巧くなってしまうのは小手先のテクを応用しているのではなく、この2点の基礎がきっちり出来ているからに他ならない。
(※もちろんスラを何年もやっていても1、2が出来ていない人もたくさんおり、やり方次第ということがよくわかる)

ちなみにフリースタイラーでこの2点が高いレベルで出来ているのはカズヤ、そして若手ではタマジ(1はそうでもないが2がきっちり出来ている)。
なんや、二人とも元スラローマーやんか?
となりそうだが、コウヨウもこれが高いレベルで出来ていることに注目したい。


次回は取り敢えず 1 ボートの乗り方の練習方法を!
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冬練

みそぎ@-1.54。

正直水が少なくて厳しいが、考え出すと今しか出来ないようなこともある。

1 膝を強烈に意識し続ける

2 自分の位置を俯瞰(鳥が上から見たような図)で把握する。岡目八目

3 ムーブ毎に足のどこに力がかかっているか?など考えながらムーブ

4 素晴らしく綺麗に漕ぐ

5 出来るだけパドル回数を少なくする


実はこういう一歩先の基礎メチャクチャ大事ですよね。冬はチャンス!

余談だが、みそぎのマックはスピンブラスティングから出来ることが判明。
難しいが、良い姿勢がとれてバウ先が水中に入る感じがあれば(=足先が立てられれば)、見事に飛ぶ。



ラッシュ・スタージス

ブログ復活しました。一部の方に心配かけたようでスイマセンでした。
最近、家作りのことで手一杯になってしまってなかなか漕げてませんが、充電期間ということで!3月から目一杯やっていこうと思っています。

「ラッシュスタージス」

ヤップとなんちゃらの続きをはよ書けという苦情がちょこっと寄せられ始めていますが、もうちょっと待ってもらって「ラッシュスタージス」なんです。

最近のカヤックムービーと言えば、この人でしょう!というくらい名作を発表し続けている。
「New Reign」,「Dynasty」,「Source」,「DreamResult」えっ、全部知らない?
それは1どころか0から出直しでお願いします・・・

カヤッカー、音楽家、監督、マルチにこなす彼が自伝ムービー上げましたね。
おかしい、おかしいとは思っていたが、物ごころつく前からカヤック乗ってたみたい。

今は殆ど知っている人がいないかもしれませんが、オーストリア・グラーツ世界選手権の最怖ホール「ターミネーター」で、素晴らしいエントリームーブから入り、カート、スプリットを入れ続け、パット・ケラーなども入り混じるジュニアゴールデンAgeの頂点に立つ華々しいデビューを飾っている。

その後も、「ピストルフリップ」の発表や、ビッグスタンディングウェーブでの「バックパンナム」など革新的なカヤックを提供し続けてきた。

Daggerサポートを受けているため、すでに10スターが発表されている2009スイスワールドでも「クレイジー」で参加するという不利な条件もあったりしたが、それでも当時のアメリカ代表になっていたのが驚き。

ムービーを見ると、最近はコンポジットボートでスポットをしているのかな?
世界のカヤックシーンのフロンティアを開拓し続けて、過激なクリークシーンをこなすが、体格はいたって日本人サイズだった気がする。

コンペシーンとは一線を画すカヤックを提供できる寵児。まだまだイイものを見せて欲しい!!


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Author:sinsinz
小森 信太郎
「復活しました!」

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